先日、右肘の靭帯損傷が見つかり、今シーズンの投手としての登板は幕をおろした大谷選手。右肘の靭帯を損傷しながらも、打者として試合に出場し続けています。

そんな大谷選手に対して、8月26日に対戦したメッツのファン達はスタンディングオベーションで大谷選手に声援を送っていました。

しかしこの試合でメッツの本拠地・シティーフィールドが騒然とするシーンがありました。問題の場面は、エンジェルスが2点リードする9回ツーアウト1、3塁の場面だ。ここまで四球、二塁打、四球、一ゴロの結果だった大谷選手は、メッツの5番手左腕ブルックス・ラリーと対峙します。

このチャンスで相手ベンチは申告敬遠を選択。最後の攻撃に望みを繋げたいメッツとしては致し方ない最善の選択だったと言えるでしょう。大谷選手との勝負を避け、途中から入った3番・ベラスケス選手との勝負を選択しました。

もはや珍しい光景ではないが、当然の如く球場全体、つまりメッツファンからも大ブーイングが起こりました。これで今季17度目の申告敬遠を記録した大谷選手。

これにはSNS上でも現地から続々と反応が寄せられている。エンジェルスの地元放送局『Bally Sports West』で実況を務めるパトリック・オニール氏は自身のX(旧ツイッター)を更新すると、次のように厳しい言葉で批判していました。
「メッツが9回のあそこでショウヘイ・オオタニを歩かせたのは、本当にダサい」

さらに、同局のレポーターとして活躍するエリカ・ウェストン氏は次のようにつぶやきました。
「シティ・フィールドは9回に見られたショウヘイへの申告敬遠を嫌っている」

メッツ地元ニュースサイト『amNewYork』のジョー・パントルノ記者も次のように投稿。
「オオタニは意図的に歩かされ、これで9回2死満塁だ。喜ぶファンはいない!」

球場に詰めかけたファンは、既にメッツが今季はプレーオフ争いから脱落していることを察しており、それならば大谷選手との真っ向勝負を見たいという思いがあったのでしょう。ブーイングで騒然としたファンの気持ちを代弁していました。

また、7月31日に対戦したブルージェイズ戦でも、敵地トロントで2試合連続で1試合2敬遠を浴びた大谷選手の打席では、バッテリー相手にブーイングが起こっていました。その際、試合を感染していた現地ファンもこのように反応しています。

「敬遠は違法であるべき」
「彼らがプレーオフに進んだら、彼はスイングする機会を与えてもらえないだろう」
「申告敬遠のルールを禁止する必要がある」

米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」は、このように報じています。
「ショウヘイ・オオタニは、2試合連続で複数回敬遠された2014年以降で初めてのメジャーの選手となった」

「コディファイ・ベースボール」によると、MLB史上、2つの連続する試合で大谷選手の4よりも多くの敬遠を受けたのは、ロジャー・マリス、アンドレ・ドーソン、チリ・デービス、バリー・ボンズの4名だけだったといいます。

このようなレジェンドたちにならぶ警戒度だと思えばすごいことですが、それでも勝負をしてくれないのはファンとしては残念な気持ちになってしまいますよね。

ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMはエンゼルスとの対戦前、このようにコメントしていました。

「スニット(スニッカー監督)が連戦の前に話していたんだ。彼のことは歩かせない、ファンの楽しみを奪いたくないって。トロント(ブルージェイズ)が8回ぐらい歩かせていたのを見たか、ってね(笑)」

ブレーブスのスニッカ―監督としても、大谷選手を見たいという気持ちは同じのようですね。
ところが、迎えたエンゼルス対ブレーブスの試合で、スニッカ―監督は大谷選手に敬遠策を敢行。試合後のインタビューでは、このようにコメントしていました。

「この男の打席は見たいと思う。(敬遠なら)私だってブチ切れるよ。でも、彼が打てば、誰かが傷つく。本当にいい選手だ。敬遠は試合の一部だから、また起きるかもしれない」

ファンたちが打席を見たい気持ちは理解しつつも、監督として敬遠策を取らざるを得ない複雑な心境のようです。

ということで、今回の動画では、大谷選手への敬遠策について現地メディアやファンの反応をご紹介していきます。それではさっそく参りましょう。

Comments are closed.