大谷翔平選手にどれほどの価値があるのか。
大谷選手を獲得する球団はシーズン後にどれほどの大型契約を提示する必要があるのか。
それは、誰にもわからないが、ESPNのブラッドフォードドゥーリトル記者によれば、大谷選手の価値は、数値化することで予測出来る。
彼は言う、
「たとえ大谷選手が打撃か投球の1つしかできなかったとしても、価値は野球界で最も年俸の高い選手の1人だろう。少なくとも今のところ、彼は両方をこなしている。この2つを合わせると、球場での活躍に対する推定年間評価額は7,600万ドルになる。最近のスーパースター選手の契約は10年に達しており、29歳の大谷選手の数字は気の遠くなるようなものになる。10年契約となると、7億6,000万ドル。12年では9億ドル以上になる」。
過去3シーズンの年間平均価値は7600万ドルと見積もられ内訳は、投手としては総額3760万ドル。次の通りに分類される。
スイーパーは2230万ドルの価値でスキルの29.3パーセント。
4シーマーの価値は790万ドルでスキルの10.4パーセント。
スプリッターは530万ドルでスキルの7.0%。
その他、210万ドル でスキルの2.8%。
打者としては総額3,840万ドル。それらは次のように分類される、
パワーは2010万ドルでスキルの26.4パーセント。
打率は1000万ドルでスキルの13.1パーセント。
忍耐力は760万ドルでスキルの10.0パーセント。
走塁の価値は70万ドルでスキルの1.0パーセント。
29歳の大谷選手は、今迄他のスーパースターのフリーエージェントが受け取った額に基づき、9年から12年の契約を受け取る可能性がある。平均年俸7,600万ドルの予測を用いると、12年契約は9億1,200万ドルである。
ドゥーリトル氏は2024年契約初年度、29歳のシーズンから2035年契約最終年、41歳のシーズンまでの12年間で大谷選手の契約期間中の老化による価値の損失を1億2230万ドルと計算した。
この場合当初の12年9億1200万ドルの契約は、価値の損失を織り込んだ12年7億8970万ドルの契約になる。
この数字に基づくと、大谷選手は1シーズンあたり6,580万ドルとなり、おそらく実際に受け取る可能性のある金額にかなり近くなるだろう。
現実的な数字は、次のような契約になる可能性がある。
9年で5億9200万ドル。
10年で6億5800万ドル。
11年で7億2300万ドル。
12年で7億8900万ドル。
ロサンゼルスエンゼルス、ロサンゼルスドジャース、サンフランシスコジャイアンツ、シアトルマリナーズ、シカゴカブス、テキサスレンジャーズなど、興味を示している球団のどれかが、そこまでの出費をいとわないだろうか？時間が経ってみなければわからない。
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