フェンウェイ

◆ボストン・レッドソックス 2022年シーズン78勝84敗 アメリカンリーグ東地区5位 ・ワールドチャンピオン 9回 ・リーグ優勝 14回 ・地区優勝10回 ・ワイルドカード8回 1901年に創設されたボストン・レッドソックスは、ア・リーグ東地区に所属しています。1912年から1918年の間に5度ワールドシリーズ優勝を果たし黄金時代を築いたものの、1919年にベーブ・ルースをヤンキースに売却したことがきっかけで、86年間世界一から遠ざかります。この低迷期の訪れを “バンビーノ” の愛称で知られたルースの呪いによるものだとして「バンビーノの呪い」と呼ばれるようになるなど、レッドソックスとヤンキースはスポーツ界において世界屈指のライバルチームとして挙げられるほどになりました。そのライバル関係は呪いが解けた今でも脈々と受け継がれています。 その「バンビーノの呪い」を打ち破り、86年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした2004年シーズンと選手達は、レッドソックスファンの間で色褪せない記憶として今も語られ続けています。その後も2007年、2013年、2018年と世界一を達成し、21世紀のメジャーリーグを代表する強豪チームの1つとなりました。 伝説的な選手としてテッド・ウィリアムズ、カール・ヤストレムスキー、ジム・ライスが筆頭にあがり、さらに “血染めの靴下 ” が殿堂入りしたカート・シリング、ペドロ・マルティネス、デビッド・オルティーズ、マニー・ラミレスらスーパースターも所属してきました。名将として現ガーディアンズ監督であるテリー・フランコーナ。GMとしては「バンビーノの呪い」のみならず、シカゴ・カブスの「ビリー・ゴードの呪い」両方を解いた辣腕セオ・エプスタインが有名です（現在はMLB機構の相談役）。 これまで所属した日本人選手は野茂英雄、大家友和、松坂大輔、岡島秀樹、斎藤隆、田澤純一、上原浩治、澤村拓一と全員投手でしたが、3年間に渡るレッドソックス執念のスカウティングが実り、吉田正尚が5年9000万ドル（=約125億円）の契約に成功。初めての野手所属となりました。…